帰り道

小山の向こうに夜明けが広がりつつある。
家々へと降りる階段を前に、八月の湿度と朝露の匂いを乗せたそよ風が顔を撫でる。
田んぼや川の方では蛙が声を響かせ、木々の小鳥やあちこちの虫もみな鳴いている。
麓はいまだ寝静まっている。
錆びた手すりに手をかけながら、一歩一歩、踏み外している。

小山の向こうに夜明けが広がりつつある。
家々へと降りる階段を前に、八月の湿度と朝露の匂いを乗せたそよ風が顔を撫でる。
田んぼや川の方では蛙が声を響かせ、木々の小鳥やあちこちの虫もみな鳴いている。
麓はいまだ寝静まっている。
錆びた手すりに手をかけながら、一歩一歩、踏み外している。